チュートリアル: インテル® IPP 2018 による画像の回転とブラー

インテル® IPP ライブラリーについて

インテル® IPP は、マルチメディア、データ処理、通信アプリケーションの開発を支援するソフトウェア関数の機能豊富なライブラリーです。これらの関数は、インテル® ストリーミング SIMD 拡張命令 (インテル® SSE) とインテル® アドバンスト・ベクトル・エクステンション (インテル® AVX) 命令セットを使用して高度に最適化されています。

インテル® IPP は、さまざまなインテル® アーキテクチャー向けのアプリケーション開発をサポートしています。インテル® IPP は、単一のクロスアーキテクチャー API を提供しているため、インテル® プロセッサー・ベースのデスクトップ、サーバー、モバイル、およびハンドヘルド・プラットフォーム間で固有の機能を移植してソフトウェア・アプリケーションを再利用できます。インテル® IPP のプリミティブ関数を使用すると、計算集約型のルーチン向けにプロセッサー固有のコードを記述する必要性がなくなるため、開発コストを大幅に削減し、市場投入までの時間を短縮できます。

インテル® IPP ライブラリーの主要分野の 1 つは、フィルタリング、幾何学的変換、カラー変換、モルフォロジー変換などの 2 次元信号のさまざまな操作を含む、画像処理です。

最適化に関する注意事項

インテル® コンパイラーでは、インテル® マイクロプロセッサーに限定されない最適化に関して、他社製マイクロプロセッサー用に同等の最適化を行えないことがあります。これには、インテル® ストリーミング SIMD 拡張命令 2、インテル® ストリーミング SIMD 拡張命令 3、インテル® ストリーミング SIMD 拡張命令 3 補足命令などの最適化が該当します。インテルは、他社製マイクロプロセッサーに関して、いかなる最適化の利用、機能、または効果も保証いたしません。本製品のマイクロプロセッサー依存の最適化は、インテル® マイクロプロセッサーでの使用を前提としています。インテル® マイクロアーキテクチャーに限定されない最適化のなかにも、インテル® マイクロプロセッサー用のものがあります。この注意事項で言及した命令セットの詳細については、該当する製品のユーザー・リファレンス・ガイドを参照してください。

注意事項の改訂 #20110804

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